日本キリスト教保育所同盟
2009年バングラデシュ スタディーツアー報告
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プレスクール訪問
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 プレスクール訪問  2009年6月14日(日)



           長谷部みどり




ホビルバリ村の朝の様子を眺めながら、車で走ること20分、プレスクール(母親がショミティという相互扶助組合に入っている子どもの通う、幼稚園のようなもの)を訪ねました。

印象としては、日本の東屋を立派にしたような(?!)建物。その中には、子どもたちが沢山集まっていました。

プレスクールは、2歳〜5歳の子どもたちが来ているそうです。普段は子どもたちがプレスクールにいる間、母親は違う場所で仕事をしているそうですが、この日は訪問があるからか、プレスクールの周りに母親たちが集まっていました。また、通ってきている子どもの

兄弟姉妹や家族、そして近くに住んでいる人たちも次々に集まってきて、プレスクールの周りはいつの間にか人でいっぱいになっていました。

 私たちが中に入ると、子どもたちはとても元気な声で「ノモシカール!」と手を顔にあてて(おまわりさんが挨拶をする時のような手振りで)挨拶をしてくれました。

子どもたちのキラキラ輝いた笑顔に迎えられ、私はその笑顔に感動し、入るやいなや胸が熱くなってしまったほどでした。








    



 9時から保育が始まりました。子どもたちは30人前後、途中から来ている子もいました。中には人見知りをし、泣き始める子どもも。外で見ていた母親に抱かれ泣きやむ…という微笑ましい光景もありました。

先生は14歳のマフムダさん。先生をはじめて4ヶ月とのことでしたが、とても落ち着いた様子で子どもと関わっていて、立派でした。また、この日はプレスクールの先生たちの保育の様子を見て回っている巡回の先生も来ていて、マフムダさんの保育を見守っていました。時々子どもたちに言葉をかけたり、サポートをすることもあります。先生にアドバイスをすることもあるそうで、先生といってもまだまだ年齢でいえば少女である彼女たちには頼もしい存在なのだろうと思いました。

 プログラムは、国歌や童謡を歌ったり、並んで体操のように身体を動かしたり、歯磨きをしよう、手を洗おうなどの生活習慣について書かれたイラストを見せながら、先生の後に復唱したり、小さな黒板を使って文字書きの練習をしていました。子どもたちも先生の言葉をよく聞きながら、楽しそうに参加していました。

 その後私たちからも、持ってきたクレヨンやお菓子をプレゼントしたり、絵本やバルーンアート、歌やハーモニカをしました。始めは子どもたちが少し緊張した面持ちでしたが、だんだんと雰囲気も和み、最後はバルーンアートを見ながら、何ができるんだろう…と釘付けになりながら声をあげることも!!楽しいひとときとなりました。